無料ブログはココログ

« 2011年11月 | トップページ | 2012年1月 »

2011年12月

2011年12月30日 (金)

12月の忘年会

さてさて、モンゴルの寒さにもだいぶ慣れてきました。近所のスーパーに行く時はわりと日本のコンビニに行くような防寒でも平気です!

そして、ネットの調子が悪くて、1度作った日記が完成間際に吹っ飛んでしまい、そこからやる気をなくしてしまっていました。

が、、しかしsign03モンゴルの12月はイベントが盛りだくさんだから、がんばって書こうと思います。。

今回はモンゴルの忘年会&クリスマス&新年パーティ「シンジル」について。 モンゴル語で”新年”って意味。

モンゴルはチベット仏教だから、わりとお正月はそんなに盛り上がりません。2月の旧正月ががお正月はメインnotes

なので、忘年会時期のパーティー「シンジル」がめっちゃ盛大shine

派手好きなモンゴル人特有なのか??日本の結婚式以上の気合の入れ方で、数日前からドレスは何着る?といった感じheart04

Dsc02551仕事終わりの職場は毎日こんな感じ…

さすが乙女たちですね~。。

そんなこんなで12月22日(木)職場のシンジルがありました。

会費は30000Tg(職員は職場から半額支給されるので15000Tgでしたが、JOCVには痛い出費…dollar) そのわりに食事は美味しくなかったな~downビールも相変わらずぬるいし。。

会場はAmazonというナイトクラブ。だいたい、会場はレストランや大きなナイトクラブです。

Dsc02648 ここに来るまでの長い一日を…

職場は午前中に診療を終了(本来は~3:30)

患者さんもだいたいわかっているから、この日は少なめでした。

「あしたシンジル?そうか~楽しんでねsign01」と。。おいおい、これでいいのか?

同僚の女の子はまだ患者がいる時間から、美容師のとこ(病院に来ていたらしい)に行って、ネイルやらヘアセットやら…

「ayacoたちもやってもらったら?」

いやいや、まだ患者さんがいるでしょうに… そもそもその子と一緒に見る患者なのにな~sign05

髪の毛にラメをちりばめたり、髪をくるくる巻いたり。。でもシンジルは7時からでしょ?なんでこんな昼前から…

で、患者さんもひと段落してから、やっぱり女性陣の準備に時間がかかる。。私と相方のOTはヒマなのでリハDr.の部屋でモンゴルの歌をyoutubeで見たり色々時間つぶししてました。あとでピザがくるからご飯を食べに行かせてもらえず…結局ピザ来たのは4時…

ピザと一緒に恒例の職場でアリヒ(モンゴルウォッカ)で乾杯coldsweats01

相変わらずですが、もういちいち突っかかるのはやめました。

その後、ドレスに着替えて、メイク直しして(30分くらい)お出かけ。

モンゴル人の準備時間:平均3時間 (外の美容室に行ってる人もいました)

ん~。。若干めんどくさいな… こんなことになぜ時間をかけるのかsleepy

答えはこう

・娯楽がすくない

・主婦などは子供いるからしょっちゅう遊びにいけない

だから、みんなここぞとばかりにおめかししているんですね。。ん、これは納得upwardright

この時期、いたるところでシンジルしてます。職場で、友達と…

なのでタクシーは稼ぎ時ですねcarsweat01

Dsc02675飲んで、踊って、アリヒ飲んで、みんなで1年をねぎらいましたpaper

そして、ワルツをエスコートされて踊ってみました…wobbly

この国、歌うことと踊ることが大好きですからcatface

全然、踊れないけどエスコートされると意外とどうにかなりました。

せめて、ワルツくらいはちゃんとステップ踏めるようになりたいな~っておもいました。

楽しかったしnote

でもさすがに疲れちゃったな~。翌日も仕事です… 帰ろうとした矢先に、やっぱり酔っ払いがいて、喧嘩して額から流血してました。

うちの相方OTちゃんがのぞいていたので、すかさず引っ張り戻しました…coldsweats01

知り合いといえど、酔っ払いは危ないですし、なによりここの国の人ってやっぱり加減を知らないと思う。。だから知り合い同士でもこんな喧嘩してるんだろうな~bearing

Dsc02674 Mongolianサンタさん… デール(民族衣装)きてる。。笑 そしてモンゴル語を話している。。

presentMerry X'masshinexmas

2011年12月 8日 (木)

ん~。。なんだかな~。。

bell先日、ゴイリンデール(モンゴルの民族衣装=デール)を作り始めました。

伝統的なデールではなくて、現代風にされたもの。

ゴイ=イケてる。的な意味

つまり、ゴイなデールですね!!

モンゴル人はわりとみなさん、Nice Body(もうこんなこという人いないか~thunder)なので、ピッチリしたデザインが多いのです。

せっかくモンゴルに来たので、なんか作りたい!ってことで作り始めたのです。

もちろんオーダーです!既製品もあるけど、わたしの幼児体型ではいささか、厳しいものが。。

なので、まずは店探し!!わりとUB市内はたくさんありますが。自力でなんとか見つけました!

デザインもやっていて、生地がたくさんあるお店sun

そこで、デザインがを決めて(同じものじゃなくてももちろんOK)

生地選び!

ここからが問題。。たくさんあるからホントに困っちゃう!!縫い子さんと一緒に選ぶけど、好きなデザイン・色、合わせていい色。。色だけに色々…happy02

悩んだけど、当初から決めていた金色っぽい黄色(もちろんモンゴルへー:伝統的なマーク)が入ったものをチョイス。

これをワンピースの生地にしたかったのだけど、縫い子さんが「これはジャケット用!!」

有無を言わさず、これはジャケット用になりました。

そして、再びワンピースの生地選び…モスグリーンを勧められたけどなんだか納得がいかない。。

散々悩んで、一緒に行った友達も巻き込んで…………茶色の花柄に決定!!

日本に帰るときは立派なアラサーですから、これくらいの感じの色にも挑戦しよう

ってことで新たな色に挑戦してみました。

生地代:110000Tg(8000円くらい)

現金払い。。持ち合わせがなくて友達に借金。w

そして、縫い子さんに私、身体計測…ドキドキheart04最近、ちょっと太ってきちゃった。。お腹周りがふくよかになりつつある。軽くショックを受けつつ…

縫い賃:98000Tg

手持ちは無いので、次回かり合わせの時に

楽しみだな~clover

そして、今日かり合わせに行ってきました。

大きく裁断されていたのと、デザイン画の通りにしてあるので、細かい変更を伝えてみた。

ん~

ん~~

Nn~~~~

ださい。。笑

そもそもスタイルのいいモンゴル人が似合う生地・ドレスをまんま日本人が着たって似合うわけがない。。そりゃそうだdown

だから色々変更を伝えたら、

「え?そんなのヘンよ!」

でも…私の体型には似合わない。。sadさんざん、私の言ったデザインはヘンだと言われたがsweat02消費者は私なのだからpoutと押し切った。

だいぶいい感じに伝えたはずだけど、不満げな縫い子さん。。わがままをいってごめんなさいpig

そう、モンゴル人のゴイと日本人のイケてるはやはり違うのだ。

それぞれにしきたりや習慣があるのだから、仕方ない。

今日も職場のプレゼン用にリハ室を飾り付けしてたら、やはり不思議な出来事が起きた。

テーブルにかけるクロス。

薄緑のレース生地、いいと思ったけどモンゴル的にはNG

結局、ビニールで作った大きな広告の裏地を使うことに。でも文字透けてる…

そして、テーブルの配置…そもそもの配置がおかしいから、クロスをかけてもテーブルが見えている。。やっぱりかっこ悪いからこのテーブルは別のところで使おう!!と提案。

使用用途は事足りているのだから。。

ゴイなモノが好きなモンゴル人。モンゴル的にOKならいいんだけど、こまかいことが気になってしまう性格上、やはり気になっちゃう。。

最近、写真をとることが少なくなってきたので、ここであげる写真はあんまりない。

camera寒すぎて、カメラ出すと動作が鈍い。壊れそうで怖いからあんまり外の風景を取れない↓

さみしいな。街の露店ではクリスマス用の飾り付けが売られてました。キラキラしたモールとかshine

街はそろそろクリスマスに向けて寒くなってきましたpresent

うちの職場も年末、なにやらイベントがありますが…ribbon平日だけど、みんなちゃんと日中は仕事するんだよね?

ちょっと先が見えずに心配ですが…typhoon

帰りのバスは超満員bus余談だけど、ぎゅうぎゅうすぎて腰が痛い。ヘンな体制(腰椎前弯強制、回旋位・反張膝)で1時間。いい加減腰がどうにかなるかと思った。。はぁ~sweat01

痛かった。。いかに自分が日本でのんびり暮らしていたかを思い知った。

そして今日も、満員すぎてコンダクターにお金を渡せず…ごめんなさい。

でもだれがコンダクターなのかわからなかった。

来週には出来上がる予定のゴイリンデール。たのしみだな~!!

Dsc02438最近の癒し系は5歳の女の子。患者さん。めっちゃかわいいheart02

毎日帰るときに「バイバイ」てわざわざ言いに来てくれる。なによりお父さんと遊んでいるときの笑顔がめちゃかわいい!!そしてちょっと眠そうな顔もスゴイかわいいcherry

今日は、「ちゃんとリハビリしないならチョコあげないよ」とお父さんに言われてました。

チョコの為に一生けん命リハビリしてましたshine

帰りに、私にもアメをくれました。エビの絵が描いてあるやつ。笑 なんでエビ?

「わぁ~」と思わずうれしくて自分のチョコをお返しにあげました。

かわいい…happy02

明日も来てくれるといいな~。。明日は何してあそぼうかな?

 

2011年12月 5日 (月)

「ありがとう」と「ごめんなさい」

土日、モンゴル初のPT学会に参加してきましたnew

モンゴルでは今年PTが誕生しました。それまでは看護師が運動療法(主にマッサージや物理療法)を行っていました。でもまだ卒業生が⑬名(だったかな?)と、まだまだ少ないのです。

でも今回の学会にはPTの学生さんやリハDr.や看護師など、たくさんの人が来ていました。

会費15000Tg(=1000円弱 安い…)でおまけに製薬会社のボールペン、メモ帳、ファイル、日本製のメジャー(BMIがすぐにわかる表付き)、USBが付いてきました。すご~いsign03

Dsc02422

わりと女性の方が多かったです。ここもまた、女性社会なんですね…foot

しかし、残念だったのが携帯音出しearそして、久しぶりの再会なのか席を変わるがわる移動しておしゃべりしている人がいました。せっかくの講演なんだから静かに聞きたかった。。お金払っているんだから他の人のこと(もちろん自分のことも)考えてほしいな。。

ほんと残念…sweat01sweat01

2日間朝から晩までフルコースでしたが、全部はさすがに出ませんでした。やっぱりモンゴル語がうまくわからない。スライドの絵と少しの英語で理解できたかな~??っと言う感じでした。来年こそはリベンジup

そして、日本からも群馬大学の医師やPTが講演に来ていました。ここは、モンゴルのPT学校を支援しているので、日本へも留学しにいったりしているのですpaper

日本からもたまに来て、講義をしているようでしたが。。PT1年目のモンゴルには少々レベルが高かったような。。長年、運動療法をしている看護師さんのことも念頭に置いてほしかった。日本の授業の様な…しかもスライドが全て英語。。ここはそんなに英語ができる国じゃありませんよ~penguinむしろロシア語の方がみんな使える。。そんな国です。

なんとなく「ん~mmm」と唸りたくなるような印象でした。それでもしっかりメモをとっている方もいたり、日本と違って意見交換も活発なのがうれしかったですtulip

さて、今月はもう師走…早いな~。。

12月のクリスマスにはモンゴルでは「シンジル」といってクリスマスと新年をお祝いする忘年会の様なパーティがあります!!それのためにみんな新しいドレスを新調したりと準備が大忙し。。

わたしの予想では当日も仕事があるけど、きっとそれどころではなくなるのでしょう…

同僚の子が、仕事終わりに新しいドレスをもって帰ってきました。おそらく院内の販売で買ったんでしょう。。かわいいheart01

が、しかし「お金かして」ときた。。

「なんで?」

「明日返すから75000Tg貸して。わかった?」

わからない。。わかるわけがない。

なぜ?と聞いたのに、「なぜならば~」がないじゃないかsign02   4500円をなぜ貸すのだ?買ったんだからもうお金は要らないでしょ?そもそも、なぜあなたの衝動買いにお金を貸すの?そしてなんで年下なのに上から目線なの??

そりゃ、年下に見えてもしょうがないけど、せめてお金借りる時くらいなんか違う言い方あるでしょう…

モンゴル人はよく語尾にзаа юу?(ザーヨ?)と言ってくる。「わかった?」的な…

モンゴル人には普通なことでも、私にはすごくキツイ口調に聞こえるので嫌いな言葉。(日本人にはあまり好かれない言葉かも…)CPの男の子には使ってほしくないとお願いしました。。

ま、そもそも持ち合わせもないし、そんな大金貸せない。貸したくない。

帰宅後、銀行にお金をおろしに行きました。JICAはATMでお金を下ろせないので、窓口で毎回おろします。

なので今日もいつものように外国人登録カード(パスポートの代わり)を出したら、

「これじゃダメだ。おろせない。パスポート持ってこい」と言われた。

はて?なぜだ?いつもおろしているし、パスポートはJICA事務所に保管してあるよ?

「いつもこれで下ろせている。これはパスポートの代わりでしょ?」と聞いたら

「ダメだ。あっちで聞き直せ」とぶっきらぼうに。。

タダでさえ毎回15分から20分も窓口に並んでいるのに?またあっち行くの?

なんとか食い下がって、前回の明細書を見せてみた。そこに記載されている名前の担当者に再度確認してもらった。…が、「知らない。って言ってる」と。 なにっcoldsweats02sign02sign02

なんで自分でサインしておいて知らないだなんて言うのsign02

ココであんまり言っても仕方がないなと思い、別の窓口(たぶん相談係)のとこで色々説明してみた。

「このカードじゃ出来ないわ」と言われる。

「でもパスポートはずっとJICA事務所なんです。」

と、JICAの名前を出した瞬間、別のところに電話を掛け直してくれ、結局下ろせることが分かった。仕方ないからもう一度20分並んでようやくお金をおろせた。よかった~dollar

でもせめて、一言「すみません」とか言ってほしい。

そっちの情報がきちんとしてないからこうゆう事になったのにな~gawk。と、思ったけど、ココは外国。

仕方がないのである。日本人は少々「すみません」を使いすぎているだけなのだから。

日本語の「すみません」はExcuse me,Sorryと2種類あるけれど、ココは1つだけ。

そんなに謝るな」と言われる。

ありがとうもよく使っていると「友人なんだからいいんだ。ありがとうは必要ない」と言われる。

でも…悪いときは謝りたいし、うれしい時は感謝の気持ちをいいたいnoteそう育ってきたし、それが私の当たり前なのだclover

どちらがいいのかは、問題ではなくて、文化の違いについて少し考えてみただけ。

国が違えば言葉も食べ物も習慣も感覚も何もかもが違うのだ。しょうがないか。。

でも理解できなかったりするところは理解しようと試みている。それでもダメなことは少々目をつぶるようにしなければ… 受け入れてこそ…

でも、自分がいいと思ってやってきた習慣は捨てたくないから、これからも

「ありがとう」と「ごめんなさい」は忘れずにhappy01

大切なことはそれぞれ違うのだから、理解しようという気持ちを忘れないでいこうと思う。

そう!これを忘れちゃいけないんだ。

Dsc02435 学会には日本のスリングセラピーの会社の社長が自らきて実演してくれました。

たしかにモンゴル受けのよさそうな機械です。

どこか買って継続的に使ってくれる病院はあるのかな?

2011年12月 1日 (木)

伝えたいこと

みんなに伝えたいことがあります。

まずは、コメントをくれたみなさん。返事のコメントを書きたいのに、コメントを書くとネットが通じなくなるんです。ごめんなさい。ここ2~3日あまり調子がよくありません。

想像力はホントに大事だと思います。患者を診るときにも必要だし、人が生きて行く上でも大事な力だと思います。

私が好きな言葉に

「夢は知識だ」

という言葉があります。なんだ??って思うかもしれないけど、先進国の子がが描いている将来の夢と発展途上国の子が描く夢は違うように思えるのです。

どんな仕事があるのか、なりたい職業に対して何をすればいいのか、今以上の現実を想像していないかもしれない。出来ないのかもしれない。もちろん、そうじゃない子供も日本にも海外にもたくさんいると思います。けど、少なからず私は知識があればもっといろんなことを想像することが出来るのではないかと思います。だから私は、せめて今自分がいるモンゴルにいろんなことを伝えたいのです!

私が今、一緒に患者をみている看護師に思うことは「なぜ?」と思う気持ちをもってほしいということ。

なんで膝が曲がらない?なんで痛い?なんでこんなに長くギプスをしている?

私が挙げればキリがないくらい「なぜ?」と思わなければ問題点を見つけ出し

解決することはできません。が、しかしうちのCPは「なぜ?」とあまり思わないようです。

今日は一緒に診ていた患者の担当看護師が休みだったので、本来のCPと患者を診ました。が、急変してICUに患者が移っていました。

なんで?どうして?どこが悪くなったの?と後で尋ねたら「わからない。自分の患者じゃないから」その場では患者もいるし、もう意識がない危険な状態だからそんなこと聞けない。

でも、CPはその患者に何の疑問もなかったようです。

急変したからICUに行った。だから今日はリハビリ出来ない。…それだけ。

確かに担当患者じゃないからくわしく状態はわからないかも知れないけど、気にならないのかな??だれにでも同じリハビリ内容をしている。よくなったかどうかも気にしていないような気がする。リハ回数が少ないからかな??

う~ん。。お国柄ではなく、性格の問題か??むしろ私は毎日なんで?と思うことが多すぎて困っている。異文化・環境に来たからっていうのもある。でも、普通に患者を診る上で、なぜ?と疑問を持つことはそれとは関係ない。

もし膝が曲がらなかったら…どんな生活になるのか?とか考えたり出来るようになってほしい。今の症状だけを把握するのではなくその後の生活を見れるようになってほしい。

自分もまだまだ評価は上手じゃないけど、なぜ?どこが原因かな?と考えない日はない。それが仕事だし、考えて出したプログラムで改善していくことがたのしい。

もうひとつ。。(食事中の方はほんとうにごめんなさい)

さっきのICUに移った患者ですが、仕事中に切断した木材が飛んできて、内臓損傷してしまったようです。骨折もしていました。手術をしたのですが、十二指腸から消化液が浸出し皮膚を溶かしてしまっているのです。手術が不十分で、つまり腹部側壁に直径5cmほどの穴があいていて、そこから消化液、出血が…もちろん細菌感染による膿も…

スゴイ衝撃的な感じでした。しかもそこはガーゼなどで処置されておらず穴がふさがっていませんでした。決して綺麗ではない布団がそのまま掛けられていました。これでは細菌感染するのでは?といったら「そうね。でも医者がこのままで。って」と看護師に言われてしまいました。せめて浸出液をカバーするために敷いていた新しい尿パッド(使い捨てなのでまだ清潔かな?)で穴をふさいで見ました。

臥床傾向なので、全身の筋萎縮が進み、やせ細ってしまっています。臀部には褥瘡も出来てしまっていました2回ほどベッドサイドでリハをしました。清拭して血圧を測りベッドでのギャッチアップ、骨折部のマッサージと簡単な可動域訓練しかできませんでした。

手術の技術不足による結果だと思いました。重体であったけど、きちんと手術が出来ていれば助かる命だったかもしれない思います。ここでは患者は、死と隣り合わせなのです。ICUから一般病棟に移った患者が経口摂取を始めて、きちんと摂取方法を指導されずに家族が食べさせてしまい誤嚥性肺炎でなくなってしまった患者もいました。

たしかに家族も看護師も、なぜ穴があいたままなのか?と感じていると思いますが、仕方がない。と思うのか。後でそのままくっつくと思うのか?それともこれが失敗だとわからないのか?それなら、すぐになんとかしようと思わないのか?

今日診た他の患者さんも、ベッドサイドで全身の筋緊張が高く、中枢神経疾患(はっきりと診断名はついてませんでした)の方が、家族が横向きに体位変換した際に、どうやら股関節が脱臼してしまっていました。診た直後、すぐに医者に連絡してもらいましたが、不在。。担当医でもなくていいからはやく整復してほしいと思ったけど、誰でもが整復出来るわけない…私だってできない。家族も困っていました。医者にすぐに診てもらえない状況が悔しかった。本当は明日家に帰る予定だったのに。そのために今日は車いすへの移乗方法を教えるつもりだった。。しばらく家には帰れないかもしれません。。

自分の非力さはもちろんだけど、すぐになんでもできる国で育った自分と、待つことが当然の国の文化はあまりにも違いすぎていたたまれなくなった。

脱臼している患者さんを前に何もできなかった。たとえ私が脱臼整復できたとしてもこの国ではそれをしてはいけない。私はココでは「理学療法士ではなく、ただの理学療法を知っている人」なのだから。責任がとれない。

自分に何ができるのか。何をしたらいいのか。

わからなくなって、最近ずっと悩んでいた。職場の上司が心配して声をかけてきた。ゆっくり二人で話しあってみた。出来ることはたくさんあるのだと言ってくれたけど、それは看護師に自分が「こうしたらいいよ」と「それは間違っているよ」と口を動かし、手を動かすことだと。それが彼らに知識を増やすことになるのかもしれないけど、彼ら自身は望んでいるのか?いつまでたっても一緒に患者を診ることがままならず、同僚に放置され、一人のマンパワーになっている。マンパワーになりすぎていることを上司はよく知らないのだ。

そんな心配ばかりが頭を巡らせ、助言を発する気持ちを抑制させている。

でも、上司に教えてもらった。

「日本人に診てもらってよかった。本当やさしくてイイ子たちだ。体もよくなった。」といってくれる患者さんがいるのよ。と。

正直うれしかった。うれしすぎて、そんな言葉がもったいなくて涙が出そうになった。

何言ってるのか、正直わかりにくいモンゴル語で、訓練メニューとやれと言ってくる日本人に対して…

患者さんが帰り際にいつも「ありがとう。また明日」と笑顔で帰っていく顔がたまらなくうれしい。モンゴル人にはいつもの習慣的なあいさつにすぎないような気がするけど。

少しでも生活しやすくなる患者が増えればいい。

視点を変えれば支点も代わって、もしかしたら何かがうまく回り始めるかもしれない。

Dsc02412

« 2011年11月 | トップページ | 2012年1月 »